ついにその日が来た。
朝からNSTでお腹チェックしてシャワーを済ませる。前夜から水分を取っていないので喉が渇く。
午後からが手術なので、午前中にエコー、洗浄。洗浄がけっこう痛くて思わず「痛い!」と声を上げてしまい、看護師さんが脚をさすってくれた。
いざ!手術室へ
午後になって、順番が私より前の人が手術室に入ったと聞き、次はいつ自分が呼ばれるのかとドキドキ・・!
旦那も来てくれて一緒に待機。その間、注射したりトイレ行ったりソワソワしていたら
いよいよお呼びが・・
車いすで移動。手術室に到着。
手術室って聞くだけで怖い。だけど、移植のときにその手術室に入っているのでまだマシな方かも知れない。到着するとそこにはたくさんのスタッフが・・!
双子だからスタッフの人数も通常より多いのかな?
ちょっとトイレへ・・
すると数日頑固な便秘だったため下剤を多めに飲んでいた。それが効いたのかここに来てトイレに行きたくなった。トイレに行かせてもらい再び手術室へ・・・。
準備しているスタッフさんたち、待たせるの申し訳ないかなとか考えたけど
我慢せずに行くのが賢明です!
帝王切開後にトイレに行く方が大変。
全裸になって、麻酔の注射!
Youtubeやネットの下調べでなんとなく分かってわいたけど、手術室で全裸になる。
それを知って抵抗あったけど、本番になると正直それどころじゃない。お腹が重い苦しさと恐怖でいっぱいいっぱいかも。
横になって背中を丸くして背中に麻酔の注射をする。痛さで反射的にビクッとなってしまい麻酔が上手く入らない。なので、座って背中を丸くして注射した。
その後、仰向けになってお腹をつままれながら麻酔が効いているかどうかの確認をする。
その姿勢だけで結構苦しい。そしてまずエコーをする。その押さえつけも苦しい・・。
そんなこんなで手術は始まっている。いつお腹を切り始めるのだろう?
怖いから聞きたくない・・。看護師さんが手を握っていいてくれた。その手を握り返す私の力は相当強かったと思う。顔も四六時中、苦しい顔をしていた。
そして、赤ちゃんが出る時に、お腹を押されて苦しいって聞いていたけど
ついにその時が来た!
ちょっと声が聞こえた!
続いて1分後また声が聞こえた!
先生もおめでとうございます
と言ってくれた。
その後も苦しさはまだ続いているので、たくさんの人に囲まれて処置されている赤ちゃんを横目に苦しさをごまかす。
あの子たちも頑張っているから私も頑張らなきゃと。
出血量とか聞こえてくるけど、それ多いのか少ないのか普通なのか怖くて聞けない。
手術が終わった後も服を着させてもらうため、横向きにされたが怖かった。
麻酔のため自分では動けないため身を任せている状態のため怖かった。
手術後病室へ
病室のベッドまで運ばれ、点滴と血圧計、酸素計、尿管、浮腫み防止のため脚にはポンプが装着されている状態。
そして親や旦那が入って来て話しをする。
その後、小児科の先生から赤ちゃんの状態の説明があった。そしていよいよ助産師さんが赤ちゃんを連れてきてくれてご対面!
こんな顔してたんだな~。その時はまだ信じられない。
両脇に双子を抱え写真を撮ってもらう。
看護士さんたちの説明も色々あったが、麻酔の影響なのか疲れていたのかだんだんと眠くなってきた。
既に夕方近くになっていたので、その日は寝ました。